古札の納め、熊谷 上之雷電神社、感謝のお礼参りとともに

暑さがようやく和らぐ気配を待ちながらも、空はまだ眩しく夏の色をしています。そうした季節の折々に、棚や壁の一角に目を向け、いつか納めなければと思いながら月日が過ぎてしまったお札やお守りのことを、ふと思い出す方がいらっしゃいます。

一年の御加護への感謝をどのように形にすればよいか。役目を終えた御神札を、どのように扱えばよいか。その問いに、当社は静かにお応えしています。

古札の納めとは何か

お札やお守りは、神様のお力が宿る御神札です。授与された時から、持ち主の傍らにあって、日々の暮らしをお守りくださいます。しかしその御神力は、時の移ろいとともに少しずつ消耗し、一年を目安に新しい御神札へと移ることが古来の作法とされてきました。

古い御神札をそのままにしておくことへの後ろめたさを感じる方もいらっしゃいます。しかし、それは捨てるのではありません。感謝のうちに神様のもとへお返しする、これが古札の納めの本義です。

御神札は神社でお焚き上げし、神様のもとへ清らかにお還しします。この一連の所作を、当社では神職が謹んで奉仕しています。

神職の手によって清め、お還しする

拝殿の左手、神楽殿の脇に、古札納所を常設しています。境内に足を運ばれた折に、静かにお納めください。

早朝、境内を掃き清める中に、その納所があります。朝露の残る石畳、木々の葉が夏の光を受けて揺れる境内の静寂の中で、神職は日々の奉仕を続けています。納められた御神札は、当社神職が謹んで拝受し、お焚き上げをもって神様のもとへお還しします。どなたが、いつ、どのような思いで授与された御神札であっても、その一枚一枚に宿る祈りに、当社は誠実に向き合います。

感謝のお礼参りとともに

古札を納める作法は、本来、感謝のお礼参りとひとつながりのものです。一年の御加護への感謝を申し上げ、古い御神札をお返しし、また新しい御神力をいただく。この循環が、神様との関わりを年々深めていく道筋です。

上之雷電神社は、熊谷市上之に鎮まります。法人名を上之村神社といい、その歴史は古く、旧社名を久伊豆社として地域の祈りを受けとめてきました。本社には事代主命(ことしろぬしのみこと)を主祭神とし、相殿に大己貴命(おおなむちのみこと)・大山祇神(おおやまつみのかみ)をお祀りし、摂社の大雷神社には大雷神(おおいかづちのかみ)をお奉りしています。境内には県指定文化財も有し、幾世代にもわたる人々の祈りが積み重なってきた場所です。

その境内に立ち、古い御神札を手に合わせてお納めするとき、これまでの一年が自ずと心に浮かびます。無事に過ごせた日々、支えられた出来事、乗り越えた困難。感謝とは、頭でまとめるものではなく、こうした場に身を置いた時に静かに湧き上がるものかもしれません。

どこの神社で授与されたお札も

当社でお授けした御神札に限らず、他の神社でお授けいただいた御神札・お守りも、謹んでお受けしています。氏神様の御神札、旅先の神社のお守り、長年手元に置いていたもの。それぞれに込められた祈りを、当社は分け隔てなく受けとめます。

当社は熊谷市を中心に、深谷・行田・鴻巣・東松山・羽生・加須など、およそ20キロ圏の方々のご参拝をいただいております。遠くに出向く機会が少ない方も、お近くへいらした折にどうぞ。

古札納所について

古札納所は、拝殿左手・神楽殿脇に常設しています。特定の日時に限らず、参拝の折に

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