上之雷電神社の兼務社・佐谷田神社のご案内

佐谷田神社

佐谷田神社は、埼玉県熊谷市佐谷田に鎮座する歴史ある神社です。創建は約500年前と伝えられ、主祭神として誉田別命(応神天皇)、神功皇后、玉依姫命をお祀りしています。明治時代の市町村合併に伴い、近隣の神明社や住吉神社(他国社)を合祀し、現在の社名となりました。境内には浅間神社や三峯神社などの末社も祀られ、地域の人々に親しまれています。

祭礼日

佐谷田神社ロゴ
4月15日
春季大祭
8月4日
宵宮祭
8月5日
例祭
​10月15日
秋季大祭

ご祭神

佐谷田神社譽田別命(応神天皇)

佐谷田神社は、譽田別命(応神天皇)をはじめとする多くの神々を祀る、歴史と信仰に満ちた神社です。本殿では八幡神を主祭神とし、神明神社や住吉神社などの相殿神もお祀りしています。境内には浅間神社や三峯神社、稲荷神社など多彩な末社が点在し、地域の人々の厚い信仰を集めています。

本社(ご本殿)

主祭神
(佐谷田)八幡神社…譽田別命(應神天皇)、神功皇后、玉依姫命
相殿神

(戸 出)神明神社…大日孁貴命、天鈿女命、手力雄命(旧戸出神社)

(平 戸)住吉神社(他国社)…底筒男命・中筒男命・表筒男命

境内末社

  • 富士塚(浅間神社)…木花咲耶姫、小御嶽石尊大権現、大天狗、小天狗
  • 三峯神社…伊弉諾尊、伊弉册尊
  • 稲荷神社…倉稲魂命
  • 琴平神社…大物主命
  • 八坂神社…素戔嗚尊
  • 天神社…菅原道真公
  • 伊奈利社…保食命
  • 厳島神社…市杵島姫命、瑞津姫命、田務姫命
  • 八衢比古命
  • 日本武尊
  • 天児屋根命
  • 大山祗命

由緒・沿革

佐谷田神社は、享保年間には正一位を受けるほどの格式を持ち、長い歴史の中で地域の守り神として大切にされてきました。江戸時代には蝗害への祈願や雨乞い、疫病退散のための神楽や相撲の奉納など、暮らしと深く結びついた信仰が息づいています。明治から大正にかけて周辺の神社が合祀され、現在の「佐谷田神社」として、より広く人々に親しまれる存在となりました。

1722

享保7年3月11日

「 宗源宣旨(そうげんのせんじ)」を受け、正一位となる(資料現存せず)。
※「宗源宣旨」…吉田神道で、卜部家から諸社に、神宣として諸社に授ける神階・社格・神号を記した文書。文明年間(1469-1487)卜部(うらべ)兼倶に始まった。

1793

寛政5年

伯家に願い出て八幡宮の神号を受けた時の添え状の記事あり(資料現存せず)。
※伯家神道とは、花山天皇の子孫で神祇伯を世襲した白川家によって受け継がれた神道の一流派。白川神道とも呼ばれる。

1819

文政2年

江戸時代、佐谷田ではしばしば蝗害が発生した。
そこで、大山寺源長坊に頼んで蝗害駆除祈願を行ったところ効果があったため、源長坊の勧めに従い、当社境内に「虫霊蝗明神」の石碑を立てることを役人に願い出た文書も残っている。

1830

文化・文政期『新編風土記稿』より

  • 八幡社「八幡社 村の鎮守、永福寺持」※後の佐谷田神社
  • 神明社「神明社 社領七石余の朱印を賜へり、別当金錫寺 新義真言宗」
    ※七石の社領を明治初めに上地(あげち)されて以来零落。明治32年に時の社掌杉浦正太郎が内務大臣・農商務大臣に上地林を下げ戻しの上、境内に編入することを嘆願するも、調査を行った東京大林区署長嶋田剛太郎の「該神社は、村社なるも全く荒廃に任せ、神体は唯御幣のみ存するの状況、殆ど無格社に劣る」との報告により実現せず。
  • 他国社「他国明神社 村の鎮守なり、祭神詳ならず、或云住吉を祀りし社なりと云、超願寺持」
    口碑(こうひ)に「長崎平戸の神を祀り他国社という」。
  • 氏子区内、八丁耕地の雷電社「雷電社 村民持」「元荒川 久下村の境を流る、村の西字八町(ママ)」新田に鎮座する雷電社の御手洗より清泉湧出して流るは即ちこの川の水元なり」。
    社地には現在も形のみ残す池があり、古くはこの池の水を濁して雨乞いをしたと伝えられる。
1858

安政5年5月

「太々神楽執行嘆願書」
数年来天災が引き続き一同難渋していたが、前年は特に田畑の出来が悪かったので、相上(現吉見町)の須長土佐守を頼み村方安全・五穀豊穣を祈って神楽を奉納したところ、村の若者が面を被って踊りに加わったため、勝手に太々神楽を行ったと誤解され、役人にとがめられたことが記されている。

1859

安政6年9月

「相撲興行許可願」 相撲を行って当時流行していた「疫痢之病」を退散させようとした。

1889

明治22年

それまで北埼玉郡だった戸出・平戸が大里郡の佐谷田村と合併し佐谷田村となる。

1913

大正2年

佐谷田・戸出・平戸が合併されたことを受け、約20年後の明治40(1907)年に戸出の神明社を、また大正2(1913)年に平戸の他国社をそれぞれ佐谷田の八幡神社本殿内に合祀することとなり佐谷田神社という今の社名に改称される。

アクセスガイド

鎮座地|佐谷田神社

〒360−0023
埼玉県熊谷市佐谷田310

本務社|上之雷電神社

〒360-0012
埼玉県熊谷市上之16

ご参拝・ご祈願をご希望の方へ

佐谷田神社は、埼玉県熊谷市佐谷田に鎮座する、約500年の歴史をもつ由緒ある神社です。現在は上之雷電神社の兼務社として守られており、季節の祭事やご祈願なども随時承っております。神前での祈りをご希望の方や、詳しいご相談をされたい方は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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